自殺について思うこと

モルモンライフ
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ハロー! 家族みんなの納豆の好みがバラバラすぎて困ります(´・ω・`)
どーも、スピカ(@Spica727_Mormon)です。

 

あなたは、「自殺」について考えたことがありますか?自分のことでも誰かのことでもニュースの中のことでもよいです。最近自殺をテーマに教会で学ぶ機会があり、自殺に対するモルモンの考えについて、また個人的な意見について、おっさんの健忘録も兼ねてまとめてみました。

 

おっさん
おっさん

ひきわり派です(´・ω・`)

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友人の自殺を知って

高校時代の友人の若すぎる死

おっさんは高校生の頃、とても仲のよい友人がいました。Aくんは少し内気なところがありましたが、背がとても高くハンサムで、歌がとても上手な若者でした。なぜかとても気が合ってよく2人で出かけたりしていました。高校卒業後、Aくんは働き始め、両親と妹と弟のために稼いだお金のほとんどを家に入れていました。その後も仕事とは別にバイトを掛け持ちし、早朝勤務までこなし、本当に献身的に社会や家族に貢献していました。

おっさんが自動車の免許を取って初めて車を買うときには、Aくんに付き添ってもらいました。カラオケにもよく行き、Aくんの歌声にみんなで歓声をあげていました。その後も何かと縁があって、よい関係を続けていたのですが、ある日Aくんは地元を離れて県外へ就職することを決意し、旅立っていきました。出発の少し前に会ってちょっとだけ話をしました。内気なのは相変わらずでしたが、また会える日を楽しみに見送りました。

 

結果的には、それがAくんと会った最後になってしまいました。

 

あるとても寒い日に知人から電話があり、Aくんが自殺をした、との連絡を受けました。とても信じられませんでしたが、急いで空港に向かいました。彼の遺体が空輸されてくると聞いたからです。空港に到着して遺体の引取りについてたずねると、空港の外れにある「大型荷物引取り所」の場所を示されました。

「Aくんが?荷物??」、と内心穏やかではなかったですが、とにかく指定された場所に行き、冷たい風の中、外で待っていました。

やがて飛行機から下ろされたコンテナが到着し、たくさんの荷物が降ろされていきます。それらを受け取る人を横目に見ながら、いっしょにAくんを待つ数人とともに、最後のコンテナが降ろされるのを見ていました。そして冷却された棺を冬の夜に皆で担ぎ上げ、霊柩車に乗せ、Aくんの両親が待つ自宅へと帰ったのです。

 

自殺の動機

Aくんが家に着くと、年老いた両親が迎え入れました。家族だけが棺を開けてAくんの顔を確認しました。その瞬間、Aくんの母親が泣き崩れました。遺体の損傷がかなり激しいだろうとは聞かされていましたが、実際に見たときのショックはかなり大きかったようです。

その後、告別式まで終え、まわりもだんだんと落ち着いていったころ、Aくんがなぜ自殺しなければならなかったのか、少しずつ状況がわかってきました。なれない環境や仕事や人間関係で、だいぶ悩んでいたようです。もともとの内向的な性格も合わさってこういう結果になった、という声もありました。

しかしおっさんは今でもわかりません。なぜAくんが自らの命を絶つ必要があったのか。どうして他の選択肢が無かったのか、あのまま地元でみんなといれなかったのか、なぜ。

 

自殺に対するモルモンの考え

自殺は罪である

末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン)の、自殺に対する基本的な考えの一つとして、「自殺は罪である」ということが挙げられます。人の肉体は神から与えられたものであり、人は神による創造物のひとつです。人が自らの体を滅ぼしてしまうことは、他人の体を滅ぼすことと同様に決してしてはいけないことです。

また自殺は、当人だけでなく残された家族や、未来に生まれるはずだったであろう子孫にも大きな影響を及ぼします。人の肉体はその人だけのものではないのです。それは神からの賜物であり、家族のものであり、先祖のものであり、そして未来の子孫のものでもあるのですから。

 

誰も、自殺した人を裁くことはできない

しかしながら、自殺をした人を非難したり、裁いたりすることは誰もできません。

大事なことは、自殺という大きなあやまちを犯してしまった人が、どのように霊の裁きを受けるのかは誰にもわからない、ということです。

自殺という罪の報いとして、何らかの罰の裁きがその人の霊にあるかもしれません。しかし自殺するにいたるまでに、さまざまな状況や環境、そしてそれぞれの理由があるはずです。誰も自殺にいたったすべての要素を理解することはできません。神のみがその人の思いを知っておられ、それによって裁くことができるのです。

自殺をしてしまったことに対して嘆き、悲しみ、そしてその人の霊の行く末を案じてしまいます。しかしその結末を、人はこの世では知ることはできません。自殺をしてしまったAくんの霊が、どうなってしまうのかわかりません。ただただひたすら、神の公正な裁きがあり、Aくんの霊が安らかであるように願うばかりです。

 

 

自殺を思いとどまらせるために

自殺は目的ではなく手段であるという考え

自殺を図った人は本当に自殺したい、と望んでいたのでしょうか?

もしかしたら、自分が置かれている苦しい現状から解放されたいと悩み続けた結果、自殺という手段を選んでしまったのではないでしょうか。もちろんすべてがそうではないかもしれません。しかし少なくとも、身近にいるかもしれない自殺をしようとしている人を救うために、苦しい現状から解放されるために必要なのは、決して自らの命を滅ぼすことではない、ということを理解する必要があります。

 

自殺のサイン

Aくんが自殺を図った少し前に、Aくんと会って話をしたという人がいました。Aくんの先輩にあたる人で、ときどき出張などの折にAくんと会っていたということです。Aくんはやはり仕事や人間関係に悩んでいたようで、いろいろと話を聞いていたようでした。一度地元に戻ることを勧め、しっかり体を休めるようにともアドバイスしていたそうです。実際Aくんはその先輩の勧めもあって、地元に戻る話を家族ともしていました。

Aくんは内気でしたが、人一倍責任感が強い青年でした。しかしそれゆえなのか、自分ができていない事柄に対して劣等感も強く持っていました。自分のせいで周りに迷惑をかけていると思い込みがちでした。他人の何気ない一言に、必要以上に深く傷ついてしまうこともありました。これらの状態はAくんが自殺する少し前から一段と強くなり、彼の口からは将来を悲観する言葉もよく出ていたそうです。

Aくんの先輩も、Aくんの家族も、そして友人たちも皆ショックを受け、自分のことを責めました。どうしてもっとAくんの心に寄り添ってあげられなかったんだろうと。Aくんから出ていた自殺のサインを、どうしてもっと受け止めてやれなかったんだろうと。

 

自殺を思い止まらせるために何ができるか

あのときどんな方法で、Aくんの死を防ぐことができたのかは、今となっては誰にもわかりません。しかしAくんの自殺を通して、それまで以上に自分の家族や親しい友人の言動や行動に、注意を払うようになりました。いつ誰がどこでどんな方法で、自殺のサインを出しているかわかりません。少しでも敏感に、そして確実に、そのサインをキャッチしたいと思っています。

 

あなたがもしも自殺を考えているなら

自殺はダメ、絶対に

あなたがもしも、自殺を考えているなら、はっきりとあなたに言います。

「死なないで」と。

あなたの状況はわかりません。想像を絶するくらい苦しいのかもしれません。いろいろ悩みに悩んで苦しみぬいて出した一つの選択肢なのかもしれません。

それでも自殺はしてはいけません。あなたの体はあなただけのものではありません。あなた一人の考えで自由にできるものではないのです。

もう一度踏みとどまって下さい。あなた存在を必要としている人が現在、そして未来に必ずいるのです。

 

どんな方法でもいい、誰かに打ち明けて

あなたが自殺について、たとえ今すぐのことと考えていなくても、もし少しでも今の苦しみから解放される手段として、自殺することを考えたことがあるならば、そのことを誰かに話してほしいです。話す相手は家族や友人、先生や職場の同僚や上司など、あなたが信頼できる人ならば誰でもいいです。

しかしながら、知っている相手にはむしろ話しにくいと思うこともあるでしょう。幸いにも今の時代はインターネットやSNSなどで、顔も知らない誰かとつながることもできます。知らないからこそ本音で語れる部分もあるでしょう。ツイッターのように不特定多数の人につぶやくのもいいと思います。

それでも答えは見つからないかもしれません。しかしとにかく自分の気持ちを文字や言葉で表現できる場所を見つけてください。それが音楽や絵や運動などでも構いません。とにかくあなたの想いをぶつけてほしいのです。小さくても行動を起こしさえすれば、あなたの叫びをきっと誰かがキャッチしてくれるはずです。

おっさんでもよければいつでもツイートしてください。

 

最後に

最近Aくんの家族と会いました。Aくんのことを思うと、いまでもやるせない思いが強く心にのしかかります。しかし希望もありました。Aくんの家族、とくにAくんにとっては甥っ子や姪っ子にあたる子どもたちが、Aくんの意思を継いでいるかのようにたくましく成長しているのを知ることができました。この子たちはいつか自分のおじさんがどういう人生を歩んだのか知ることでしょう。そして彼がこの世では経験できなかった、いろいろなことを経験していくのでしょう。

おっさんもAくんの家族に対して、できるだけの支援をしていこうと強く思ったのでした。

 

 

おっさん
おっさん

最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたにとって今日も明日もよい日でありますように!

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