ハロー! 最近の趣味は子供の趣味を一緒に楽しむことです(´・ω・`)
どーも、スピカ(@Spica727_Mormon)です。
クリスチャンの家庭に生まれたからって、いつもいつもいい子でいるわけじゃないんです。今回はそんな世界共通(おそらく)の現象「子どもの反抗期」について。

誰もが通る道です(´・ω・`)
モルモン2世あるある
どこの教会でもよく見る風景
先日、日曜学校の青少年クラス教師の姉妹から相談を受けました。日曜学校とは何か?という記事はこちら。

中学生の男の子たちが、レッスン中に特に反応もなく最後までうつむいたままのことが多いんです…。
まあ、あるあるですよね。日本全国どこでもそうですが、いまの中学生・高校生の青少年会員はほとんどモルモン2世または3世です。自分から望んで福音を学んでるというよりかは、親が言うから何となーく教会に来ているだけー。といった感じです。まあ、私自身も2世会員なんで気持ちはよーくわかりますよ。
反抗的というほどではないんです
その中学生のクラスは男女合わせて10名くらいで、特に男子がレッスン中に居眠りしたり、スマホをずっといじったりしてるようです。また隣の友だちとおしゃべりするわけでもなく、ただただぼけーっとしている子もいるとか。家から聖書やモルモン書を持ってはこない、かといってスマホアプリの聖典を開くわけでもなく、ただ静かーに座っているだけだと。なんか怖い…。
それでも質問には答えたり、聖句を読んでといえばちゃんと読むと。しかしA君という中学三年生の男の子は、最初から最後までスマホでゲームをしていたりと、約40分のレッスンにまったく参加してくれないとのことでした。
中学生にまざってレッスンを受けてみる
そこで、次の日曜日に中学生クラスに実際に参加してみることにしました。そこにはうちの子どももいます。私が入ってくると皆が軽くざわつきました。A君の隣に座り、皆で教師を中心に輪になって座りました。40分ほどのレッスン中、私がいるからなのか、何となく生徒も教師も緊張しているかのようでした。
よく観察していると、確かに全員静かに座っているだけに見えます。しかし教師の問いかけにたどたどしくも答えたり、中学生らしい素直な意見を話したり、ちょっとした笑いもあったりとてもよいレッスンでした。A君も終始スマホを触ってましたが、ある質問に対して、非常に良い意見を出してくれました。いかに両親から良い模範を受けているかがわかりました。
うちの子のほうがよくわかってる説
レッスン後にウチの子とちょっと話しました。

ねえねえ、A君のスマホさ。
レッスン中は取り上げるべきじゃない?

は?わかってないなー。
前に別の教師がそれやったらA君キレて大変だったよー。こういうのはそっとして見守ったほうがいいんだよ。
それよりレッスンにいきなり参加するのやめて恥ずかしいから(真顔

「(´・ω・`)」
フォローアップも忘れずに
集会終了後、教師の姉妹と話をしました。
とてもすばらしいレッスンだったこと、私がいたからか変な緊張感があったかもしれないが、A君もあれはあれでいいんじゃないかと。何より毎週ちゃんと参加してくれるんです、それだけでも良しとして、いまはそのまま様子を見ながら適宜声かけしましょうと。
また、もしレッスンをすることが負担に感じるなら、いつでも私が臨時で教師の代打をすることを伝えました。
教師の姉妹も安心したようで、来週以降も頑張りたいと話してくれました。
子どもの成長は長い目で見よう
かつてはみんな子どもだった
いまの20代、30代の若い教会の指導者も、かつてはA君のようにちょっとした反抗期や、ツンデレ的なところがありました。でも成長してそれそれ立派になっています。昔だいぶ手を焼かされた中学生が、いまは青少年の指導者としてちょっと偉そうなことを語ってるのを実際よく見ます。非常に微笑ましくもなるもんです。
はい、私自身もそんな少年でしたから。
毎週教会に来るだけでもすごいんです
青少年にとって、さまざまな誘惑の多いこの現代に、毎週教会に来て、レッスンに参加するだけでもすばらしいことなんです。ぼーっとしてるように見える彼らですが、男の子も女の子もレッスンが終われば仲間同士で楽しくおしゃべりしています。
私自身も反抗期の子どもたちを抱える父親ですが、適度な距離感とタイミングよい介入で、なんとかいっしょに成長できればと思っています。
親として気をつけること
ときどき、ほんとにまれですが、モルモンとして、クリスチャンとしての理想を、必要以上に子どもに押し付ける親を見ることがあります。教会の中で指導的立場に立っていたりすると、自分の子どもにも指導者目線で接してしまい、自分の立場や他人の目線やいろいろなことが絡み合って、教会の教えを自分の子どもに強制しようとしてしまうのです。
当たり前のことですが、子どもにも選ぶ自由があり、決定する能力があります。十分な知識がないままに明らかに悪い選択をしてしまうこともあるかもしれませんが、それでもその子の意思を尊重する必要があります。
子どもたちは学校や部活や塾や勉強や友人関係など、いろいろなことに悩みながら、それでも何とかがんばって生活しています。正直、私が中高校生のときより、いまの時代のほうが、行き抜くのに難しいんじゃないかと感じることが多々あります。
私はモルモンの親として、家族で毎週いっしょに教会に参加したいですが、あくまでも学校行事や部活、または本人の体調や心理状況などとのバランスを見ながら子どもに選ばせています。私だって仕事で教会を休むこともあるんですから。
その後
話は戻りますが、中学生のA君、数学がかなり得意なようです。またルービックキューブが趣味との事。目の前であっという間に6面を仕上げます。ほんとに早業。

はぇーすっごい!!
1面揃えるだけでもやっとだわー(´・ω・`)ガチャガチャ
するとA君、バッグからピラミッド型やサッカーボールみたいなタイプや凸凹型のルービックキューブを10個ほど取り出して私に見せてきました。

ファーッ!?
こんなに種類あんのかいまのキューブって!

最近はまってるのはこれ
と言って最後に出してきたのは縦10×横10列の異次元キューブでした…。

あなたにとって今日も明日もよい日でありますように!
コメント
昔は教会員と言えばほとんどが改宗者、二世、三世の子どもたちは少なかったです。自分の意思で改宗したメンバーと、 生まれた時からモルモン家庭に育った人では明らかに雰囲気が違ってました。
熱烈な忠誠心を臆面もなくアピールする改宗者に対して、まるで生活の一部のように気負いなく自然に信仰を身につけている二世、三世…。彼らはDNAに組み込まれているが如くに、信仰を生活の一部として自然、当然のものとして受け入れています。
レッスン中に少々お行儀の悪さが目立ったとしても、それも生活の一部であるからこその緊張感の無さからきているのかも知れません。
なるほど。モニカさんのおっしゃる通りですね。生活の一部であるからこそ、普段の家での生活のように振舞えるんでしょうね。「モルモンはこうあるべき!」という考えがそもそもないんでしょうね。参考になりました。ありがとうございます!