クリスチャン目線で漫画「BANANA FISH」を語る

ツイッター企画・雑記
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ハロー! (´・ω・`) 朝食にカレーパンを食べるとその日一日胃が痛いです。

どーも、スピカ(@Spica727_Mormon)です。

 

ゆるーい距離感でツイッターを楽しんでおりますが、仲良くさせてもらってるフォロワーさんの一人、小春さん@55koharunoがこんな企画を立ち上げました。

おっさんは彼女のことを親しみをこめて「こっぱる」と呼んでおります。こっぱるは看護師資格を持つライター&ブロガー&イラストレーター&美女シンガーで、2人のお子さんのママでもあります。

おっさんが企画したお絵描き企画にも本当に可愛いイラストで参戦してくれたので、今度はこっぱるの企画に殴りこんでやるぜ!!と鼻息荒くしてるのであります。

 

おっさん
おっさん

漫画でも全然OK!と快く許可してくれました。

こっぱる…さすがの神対応や(´・ω・`)

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君はBANANA FISHを知っているか

とっておきの1冊に選んだ漫画はこれ!

私が選んだとっておきの1冊は、吉田秋生先生による漫画「BANANA FISH」です。1985年から約9年間別冊少女コミックで連載されていました。はい、少女漫画なんですね。ということでそのころに少女時代を過ごした女性にとっては結構知名度が高い作品なのではないでしょうか。本作とはまったく作風が異なりますが、綾瀬はるかさんや広瀬すずさん主演で映画化もされた「海街diary」も吉田先生の作品なんです。

2018年にはテレビアニメ化もされました。エンディングテーマにKing Gnuの「Player X」が使われたことも話題になりました。アマゾンプライム会員なら全24話無料で視聴できますよ!下記リンクから無料体験できるので今すぐ全話視聴できます。

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さて、BANANA FISHと私の関係ですが、私が中学生のときに、当時発刊されていた単行本を何巻か読んだのが始まりでした。とても面白いとは思ったのですが、連載を追いかけていく金銭的な余裕も無く、いつの間にか存在を忘れていました。

しかし大人になり、好きな漫画を自由に買えるようになったときに、そういえば…と思い出して読んでみたのです。するとすっかりハマってしまい何度も読み返すようになり、以来私にとっては人生の漫画ベストテンに入るほどの作品となっています。

あらすじ

アッシュと英二という2人の青年が、BANANA FISHという謎のキーワードを巡り、マフィア、軍隊、政府との争いに巻き込まれながら、家族や仲間との愛、そして何ものにも代えられない互いの深い絆を確かめていく…そんなお話です。少女漫画というカテゴリーでありながら内容はかなりのハードボイルドで、銃を使った戦闘シーンや殺害シーンも多いです。また現在でいうBL要素も強く、主要な女性キャラがほとんどいないというのも特徴でしょう。

あらすじに関しては、実はウィキペディアにかなり細かく載っており、それを読んだだけでストーリーの大半どころかラストシーンのネタバレまで分かってしまいます。漫画を読んでみたい方は検索しないことをお勧めします。

 

クリスチャン的な考察

アッシュと英二の出会い

ニューヨーク・ダウンタウンのキッズマフィアのボスであるアッシュは、カリスマ性を持ち仲間からの信頼も篤いが、ルールを犯した者には容赦ない制裁を加えるという残虐性も併せ持ちます。一方で容姿端麗であり女性のような美しい顔を持つアッシュは、幼い頃からしばしば性的虐待の対象にされていき、それがアッシュの心に深い傷を負わせることになります。

そんなアッシュのもとに英二が現れます。英二は棒高跳びの選手でしたが、競技生活に疲れ生きる意欲を失っていたときに、カメラマンの伊部さんが自分の助手としてキッズマフィアの取材に英二を同行させたのでした。

生い立ちも環境も言語もまったく違う2人でしたが、BANANA FISHを巡る陰謀に巻き込まれていくうちに、互いが互いを無二の存在であると気づき、そのことがもたらす苦悩を抱えながらも戦って生き抜いていくのです。

 

アッシュのトラウマ

アッシュは幼い頃に所属する野球チームの監督に性的虐待を受け、その男を銃で撃ち殺してしまいます。そしてその美貌からどこへ行っても性的な対象と見られ、深いトラウマを抱えますが、叩き込まれた知能と戦闘能力によりキッズマフィアのボスにまで登りつめていきます。しかしそれでもアッシュのことを好奇な目で見る男は多く、いつしかアッシュ自身も自分の容姿をひとつの武器として、人間関係の構築に利用していくのでした。

唯一、アッシュに格闘術を教えた師匠だけはアッシュを対等に扱い、アッシュの心も開きかけていきます。しかし金で雇われた師匠と弟子という関係は、その契約が終わるといつの間にか消えていき、再びアッシュの心は闇に閉ざされていきます。

しかし、BANANA FISHを巡る人生最大の危機に、皮肉にも英二やショーター、シン、マックスといった心を通わせることのできる仲間たちと出会っていくのです。彼らはアッシュのことを特別に扱わず、一人の人として、友人として誠心誠意向き合っていきます。アッシュは彼らと協力し、敵との戦いを通して人としての熱い感情を取り戻していくことができるようになります。

 

愛と慈愛の境界線

確かにキッズマフィアの仲間たちとはお互い強い信頼があり、愛があったと思います。それでも、おそらくアッシュはもっと人を愛したかったのではないでしょうか。しかしアッシュの人生の中で、出会う人の多くはアッシュに愛を与えようとするものの、それと同時に何らかの見返りを求めていました。性的な関係であったり、ボスとしての強さであったりと常にギブアンドテイクな関係でした。

そんな中で、英二だけは違ったのです。出会いの初めからアッシュを特別視することはありませんでしたし、何かを求めることもありませんでした。ただひたすらアッシュの無事を願い、生きて帰ってくること、死なないことを願い、見返りの伴わない愛を注ぎ続けるのです。

いままでに感じたことの無い、受けたことの無い想いと感情に戸惑うアッシュですが、次第にアッシュにとっても英二が必要な存在であることを自覚し、同じように英二にいままで誰にも与えたことの無いような愛を注ぐのです。

クリスチャンらしい解釈を入れるならば、アッシュと英二の関係は愛という言葉を超越しているものだと言えます。新約聖書のコリント人への手紙第13章4~6節に「愛は寛容であり、自分の利益を求めず、すべてを信じる」という聖句があります。ここでは愛と訳されている単語は”charity“です。loveではないのです。見返りを求めない無償の愛、そうアッシュと英二は互いに慈愛で満たされた関係まで昇華していくのです。

BANANA FISHという物語はアッシュと英二の2人が、どのようにして見知らぬ関係から互いに慈愛を抱くまでになったのか、その過程を学んでいく物語でもあると考えます。戦争、性的倒錯、麻薬、嫉妬、復讐、暴力、人格破壊、殺人、死、という救いの無い街の中で、人はどのように自らの尊厳を保つことができるのか、そのヒントを見出すことができるのではないでしょうか。

 

「BANANA FISH」は間違いなく傑作漫画です

私にとって漫画とは

と、ここまで真面目に書いてきましたが、私にとってこの作品を含め漫画とはひとつの娯楽であり、人生の岐路においてその選択に影響を及ぼすようなものではありません。何かを決めるときの決定打のひとつの要素として、漫画の影響も少なからずあるのかもしれませんが、それはそれ、これはこれです。あくまでエンターテイメントとして今後も質の高い漫画を楽しんでいきたいです。

どうせ古い時代の漫画でしょ?なんて思わずに「BANANA FISH」ぜひ手にとって読んでほしいです。絶対に書けませんが(ウィキペディアに書かれてしまってますが)、アッシュと英二のラストシーン、本当に泣けます…。

 

ANOTHER STORYも必読!!

ところでBANANA FISHには短い続編があります。「BANANA FISH ANOTHER STORY」にはアッシュと英二の少年時代、そして物語本編から7年後の世界が描かれています。正直ここまで読んでからがこの物語の読了と言えます。7年後の英二の決意にとにかく泣けます…。

アニメから入った人も多いかもしれませんが、ぜひ原作で読んでほしいです。絵のクオリティ、線の美しさ、ストーリーの緻密さ、読了感の満足度、どれをとっても日本漫画史上最高傑作のひとつとしてふさわしい作品です。

おっさん
おっさん

最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたにとって今日も明日もよい日となりますように!

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